FXGTは2019年に設立された海外FX業者です。 XMなどに比べると業歴は浅いですが、海外FXトレーダーを中心に注目を集めている海外FXのおすすめランキング上位の業者になります。
最大1000倍のレバレッジの利用ができ、仮想通貨FXも可能なことから多くのトレーダーに愛されているのでしょう。
また、FXGTは法人口座での取引も可能です。法人口座には個人口座にはない様々なメリットがあるのをご存じででしょうか?
そこで今回はFXGTの法人口座について説明をします。法人口座のメリットだけでなくデメリットについても説明しますので参考にしてください。
FXGTの法人口座のメリットは5つ!
個人口座と法人口座の税金を一覧表にまとめました。
項目 | 個人口座 | 法人口座 |
設立費用 | なし | 株式会社の場合…約20万円合同会社の場合…約6万円 |
税率 | 累進課税(最高55%) | 30.62%(法人実効税率) |
経費の範囲 | 狭い | 広い |
損失繰越 | 不可 | 10年間 |
損益通算 | 狭い(仮想通貨・海外FXなど) | 広い(事業所得全般) |
含み損益の計上 | なし | あり |
税金の申告のしやすさ | 簡単 | 複雑 |
赤字が出た場合の申告 | 課税なし(確定申告も必要なし) | 法人住民税7万円~が徴収(決算申告の必要あり) |
FXGTの法人口座には様々なメリットがありますが、主なメリットは5つです。
- 経費計上の範囲が広い
- 損益通算や繰越控除が個人口座に比べてメリットが大きい
- 決算期を12月以外に設定できる
- 最大税率が個人口座に比べて低い
- 圧倒的に高いレバレッジ&ゼロカット
それぞれの特徴をわかりやすく説明します。
経費計上の範囲が広い
法人口座は個人口座に比べて経費にできる範囲が広いです。個人口座と法人口座で経費計上できる主なものをまとめました。
- FXのセミナー代
- FXの書籍代
- FXに使うパソコン代(FXの利用時間のみ)
- FXにまつわる飲食代(情報収集など)
- FXにまつわる家賃
- FXを含む事業のためのセミナー代
- FXを含むの事業のための書籍代
- FXを含む事業にまつわる飲食代(情報収集など)
- 役員報酬
- FXを含む事業に使った住居費
- パソコン代(法人名義の購入なら全額)
このように法人口座の場合、個人口座より経費の対象が広くなるのは大きなメリットになるでしょう。
損益通算や繰越控除が個人口座に比べてメリットが大きい
法人口座は損益通算と繰越控除が個人口座に比べてメリットが大きいです。
損益通算とは損失と利益を通算できる制度になります。これだけだとわかりづらいので具体例を出して説明します。
海外FXは税率が累進課税でわかりづらいので一律20.315%の株式投資を例にして説明しますので参考にしてください。
A証券会社で100万円の利益を出した場合、20万3150円の税金がかかります。しかしその年B証券会社で50万円の損失を出したとしましょう。
このケースの場合、実質の利益は100万円-50万円の50万円です。50万円にかかる税金は10万1575円です。
これが損益通算になります。節税につながる仕組みですが、海外FXの個人口座の場合、この損益通算の対象は海外FXと仮想通貨、アフェリエイトなどに限られます。
ポピュラーな投資商品である株式投資や投資信託とは損益通算ができません。
また国内FXとも損益通算ができないのでかなり限られています。
一方、FXGTの法人口座の場合、株式投資や投資信託、国内FXはもちろんですが事業を行っている場合、事業の損益とも通算ができます。
このように損益通算の範囲が圧倒的に広いのは 、FXGTの法人口座の大きなメリットです。
繰越損失とは確定した損失を翌年度以降に繰り延べることができる仕組みになります。
例えば1年目に50万円の損失、2年目に100万円の利益がでたとしましょう。
繰越損失がないと2年目の100万円に税金がかかりますが、繰越損失があれば100万円の利益から50万円の損失を引けるので50万円に対して税金がかかります。
繰越損失には大きな効果がありますが、海外FX の個人口座の場合はこの繰越損失は利用できません。
一方、法人口座であれば利用ができます。 しかも個人口座の場合は最長3年間しか繰越ができませんが法人口座の場合、10年間の繰越ができます。
繰越損失ができるのもFXGTの法人口座の大きなメリットです。
決算期を12月以外に設定できる
個人口座の場合の決算期は1月から12月までに決められています。1月から12月の利益を計算し翌年の2月に確定申告をして税金を支払うのは多くの方が知っているはずです。
一方、法人口座の場合、決算期は自由に設定できます。 ほかの事業の損益を計算し、最も良い時期に決算期を設定できるのは大きなメリットになるでしょう。
最大税率が個人口座に比べて低い
個人口座と法人口座の税率は異なります。それぞれの税率は以下の通りです。
個人口座
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
法人口座には法人税など以下の税金がかかります。
- 事業税の損金算入の影響を考慮した上での法人税
- 住民税
- 事業税
法人の実行税率は年度によって異なるので、必ず確認するようにしてください。ちなみに2022年の法人の実効税率は30.62%です。
いかがでしょうか。利益が小さい場合は個人口座のほうが有利ですが利益が大きくなればなるほど法人口座のほうがメリットがあります。
なぜなら個人口座の最高税率は住民税と合わせて 55%ですが、法人口座の税率は法人事業税などを含めても30%前後だからです。
大きな利益を出せば出すほど税率が有利になるのはFXGTの法人口座を利用する大きなメリットでしょう。
圧倒的に高いレバレッジ&ゼロカット
FXGTの法人口座の最大レバレッジは1000倍です。
FXGTは個人口座でも最大1000倍のレバレッジの利用ができるため違いはありません。
しかしこの最大1000倍のレバレッジというのはハイレバレッジの利用できる海外FXの中でもかなり高いレバレッジです。
国内FXの最大レバレッジ25倍と比較するとその差は歴然になります。
高いレバレッジの利用ができればできるほど少ない金額で大きな利益を狙えるのでFXGTの大きなメリットです。
また、FXGT では法人口座でも強制決済システムにゼロカットを採用しています。
ゼロカットとは海外FXトレーダーにはなじみがありますが、要は追証(追加証拠金)が発生しない強制決済システムです。
追証が発生しないので相場が急変しても安心して取引ができます。国内FXで採用されているロスカットの場合、相場急変時に追証が発生する可能性があるので安心して取引ができません。
また、2019年1月3日午前7時30分に起きたわずか数分の間に米ドル/円が108円台後半から105円割れへと約4円の急落をしたフラッシュクラッシュなどはいつ起きるかわかりません。
フラッシュクラッシュに備えて取引をするのはほぼ不可能です。
その点、追証が発生しないFXGTはいつでも安心して取引ができるのは大きなメリットです。
FXGTの法人口座のデメリット
FXGTの法人口座には様々なメリットがありますがデメリットもあります。FXGTの主なデメリットは4つです。
- 利益が小さいと個人口座のほうが有利
- 含み益にも課税されてしまう
- 法人の開設費用や維持費がかかる
- 税務調査の可能性が個人に比べて高くなる
FXGTの法人口座のデメリットについてわかりやすく説明します。
利益が小さいと個人口座のほうが有利
先ほどの個人口座の税率表を再度のせます。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
一方、法人口座にかかる税率は年度によって異なりますがおおむね30%前後です。
もちろん利益が小さいと税率は低くなりますが、それでも25%前後になります。
このように利益が小さいと個人口座に比べて大きな税金を課せられるのは法人口座を利用するデメリットでしょう。
含み益にも課税されてしまう
法人口座は確定した利益だけでなく含み益にも課税されてしまいます。この決まりを知らないとほとんどの人はびっくりするはずです。
実現していない利益にも課税されるなんて理不尽に思えますが、決まりなので仕方がありません。
しかし対策はあります。一番わかりやすいのが両建てをすることです。 両建てをすることによって含み益を消せるのでぜひうまく利用するようにしてください。
両建てをうまく使えば次の期に利益を繰り延べしたりできるのでうまく活用するようにしましょう。
法人の開設費用や維持費がかかる
法人口座を作成するには当然ですが、法人を作る必要があります。
一般的に個人事業主が法人を作る場合、株式会社もしくは合同会社が一般的です。
合同会社の場合はやり方によっては10万円かからず会社を作れますが、株式会社の場合は数十万円かかります。さらに司法書士や行政書士などの専門家に依頼するとさらに費用は掛かります。
また法人は維持するだけでも法人事業税が最低7万円かかりますので注意しましょう。
税務調査の可能性が個人に比べて高くなる
法人化すると税務調査の可能性が個人に比べると高くなります。なぜなら法人のほうが個人よりも規模が大きいのでその分、大きな税収が見込まれるからです。
税務調査に入られても普段から清々と会計処理を行っていれば問題はありません。
ただし、税務調査に対する準備は必要ですし税理士に援護をお願いするのが一般的なので費用も時間もかかるのはデメリットでしょう。
FXGTの法人口座はメリットがいっぱい!
法人口座にはたくさんのメリットがありますが、その中でもFXGTの法人口座はメリットが多いと評判が高いです。
様々なメリットがFXGTの法人口座にはありますが、主なメリットは3つです。
- 個人口座と同様のスペック
- 法人口座開設の必要書類が少ない
- 個人・法人どちらの口座も保有できる
それぞれのメリットについてわかりやすく説明します。
個人口座と同様のスペック
FXGTの法人口座は個人口座と同様のスペックです。同じスペックでプラットフォームも同じなので個人口座と変わらない運用ができます。
特にFXGTの個人口座に慣れている方には大きなメリットになるのではないでしょうか?
一方、国内FXの法人の口座の場合、FXGTとは全く違い個人口座と法人口座はレバレッジ倍率などが大きく異なるまさに別口座です。 同じ口座で運用できるのはメリットでしょう。
法人口座開設の必要書類が少ない
一般的に法人口座を作成する場合、たくさんの書類が必要です。FXGTの法人口座に必要な書類は以下の通りです。
- 登記簿謄本or法人設立証明書
- 代表取締役の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)
- 代表取締役の現住所確認書類…3か月以内発行の公共料金の明細書
- 取締役登録書or全ての取締役が分かる法人書類
- 株主名簿or全ての株主が分かる法人書類…3か月以内発行の履歴事項全部証明書
このように少ない書類で口座開設ができるのも FXGTの大きなメリットでしょう。
個人・法人どちらの口座も保有できる
FXGTでは個人口座と法人口座の併用利用ができます。法人口座と個人口座は同じプラットフォームでスペックも同じなのでスムーズに取引が可能です。
ただし同じ内容の口座なのでパスワードは明確に分けておきましょう。
まとめ
今回はFXGTの法人口座について説明しました。FXGTの法人口座にはさまざまなメリットがあります。デメリットもありますが圧倒的にメリットが大きいです。
ぜひ今回の記事を参考にFXGTの法人口座を利用してみてはいかがでしょうか?
FXの法人口座のメリット・デメリット
FXGTの法人口座のメリット