海外FXでおすすめのインジケーターを紹介

今回の記事では、FXで勝つために必要なテクニカル分析の中で特におすすめのインジケーターについて紹介をします。

そもそもインジケーターとはといったところから説明しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

インジケーターについて

FXにおける「インジケーター」とは、チャートに表示するサポートツールで、 インジケーターを使うことによってそのチャートが示す意味を分かりやすくする効果があります。 

多くの指標を組み合わせて分析することで、チャートをより正確に把握することが可能です。

この記事では代表的なインジケーターについて紹介します。

代表的なインジケーター
  1. 移動平均線
  2. 出来高
  3. ボリンジャーバンド
  4. MACD
  5. RSI
  6. トレンドライン
  7. 抵抗線・支持線
  8. VIX

わかりやすく説明するので参考にしてください。

移動平均線

移動平均線は、最も一般的に使用されるインジケーターの一つです。

移動平均線は、一定期間の価格の平均値を計算して、線で表したものです。

一般的に、過去の価格データを元に計算されるため、トレンドを分析するのに使用されます。

移動平均線にはいくつかの種類がありますが、代表的なものは3つです。

  • 単純移動平均線(SMA):一定期間の価格の単純な平均値を計算して線で表したものです。例えば、20日SMAは、過去20日間の終値を合計し、その合計を20で割った値を表します。
  • 指数平滑移動平均線(EMA):SMAよりも最近の価格に重みを置いた移動平均線です。EMAは、直近の価格データに大きな影響を受け、過去の価格データの影響は少ないのが特徴になります。
  • 加重移動平均線(WMA):価格の変動が大きい場合、最近の価格に大きな重みを置くようにした移動平均線です。WMAは、EMAよりも最近の価格に重きを置きますが、過去の価格も少し影響を与えます。

移動平均線は、トレンドを分析するだけでなく、サポートやレジスタンスのラインとしても使用されます。

例えば、20日SMAが上昇している場合、トレンドは上昇していると見なされ、価格が20日SMAに近づくと買い注文が入りやすくなります。

逆に、20日SMAが下降している場合、トレンドは下降していると見なされ、価格が20日SMAに近づくと売り注文が入りやすくなります。

移動平均線を使った典型的な買いサイン、売りサインはゴールデンクロスとデッドクロスです。

これは短期と中期の2本の移動平均線を用いて、2本の位置関係をもとにトレンド転換を判定する分析になります。

基本的には期間の違う2本の移動平均線を一緒に見ることで、その重なりや離れる様子から値動きのトレンドを見つけるという考え方です。

短期線が長期線を下から上に抜けた時が買いサイン、短期線が長期線を上から下に下抜けた時が売りサインとなります。

中期線の向きも重要です。

長期線が上向く前のゴールデンクロスや長期線が下向く前のデッドクロスは一時的な値動きでトレンド転換にならないことが多いといわれるからです。

出来高

出来高とは、取引量のことです。相場の勢いをみる参考指標で、売買高ともいいます。

米国株やFXの場合は、1日や1週間などの一定期間内に売買が成立した株数などを指すのが一般的です。

市場全体や指標での出来高も評価の対象になります。

出来高は銘柄や通貨ペアの人気度を示しており、売買を行う際の参考にする指標です。

出来高は、人気銘柄や米ドル関連の取引が多い傾向にあります。

逆に、出来高が少ない銘柄や通貨ペアは「流動性リスク」が高いといえるため、注意が必要です。

流動性リスクとは、売買が極端に少ない銘柄や通貨ペアで取引しようと思ったとき、希望した価格で取引できない可能性のあるリスクのことになります。

市場に出回る銘柄や通貨の絶対量や取引量が少なく、人気薄の状態にある銘柄に起こるリスクです。

出来高と株価、為替レートは非常に関係が深く、 常に両者の動きに注目することが必要になります。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドも株式投資やFXでもっとも使われるテクニカル指標のひとつで、価格の変動幅に応じて上下に動く2つのバンドと、その中心にある移動平均線から構成されています。

ボリンジャーバンドの上限線や下限線を突破したときに、それがトレンドの転換点を示唆している可能性があり、エントリーポイントとして使用されることがあります。

ただし上限線や下限線にタッチしてもトレンドが継続する場合も当然ありますので注意してください。

またマイナス2シグマにタッチしてミッドバンドに向かったとしてもミッドバンドが下向きであれば買いとは言えないなどの注意点もあるので他のテクニカル指標と併用して利用するのが良いでしょう。

例えば、上限線を突破した場合には売り、下限線を突破した場合には買いのエントリーを行うことができます。

銘柄や通貨ペアや期間によって適切なバンド幅の設定が必要ですが、実際は銘柄により最適なバンド幅の判断は困難なため、個人的には全て+-2シグマを推奨しています。

ボリンジャーバンドの幅が狭まっているときには、相場が横ばい状態であることを示しています。

一方、バンド幅が広がっているときには、相場が荒れていることを示しているため、トレンドが形成されている可能性が高いです。

そのため、バンド幅が狭くなっているときはトレードを控え、幅が広がっているときにエントリーするという手法があります。

ボリンジャーバンドの上限線や下限線に達したときに、トレンドが続くという仮定に基づいて逆張りトレードを行うことができます。

上限線に達した場合には売り、下限線に達した場合には買いのエントリーが有効ですが、上限線や下限線にタッチしてもトレンドが継続する場合も当然ありますので注意してください。

ボリンジャーバンドは、相場の変動幅を示すために広く用いられる指標であり、多くのトレーダーによって活用されています。

ただし、その使い方には多少の注意が必要であり、適切な設定とエントリーポイントが必要です。

銘柄・通貨ペアや時間枠によって異なるため、トレーダーは継続的にボリンジャーバンド幅を調整する必要があるのです。

幅が狭すぎると、トレンドを見逃す可能性があります。

一方、幅が広すぎると、偽のブレイクアウトを引き起こす可能性があります。

ボリンジャーバンドを使用する際には、リスク管理を重視することが重要です。

過去の価格変動幅に応じてボリンジャーバンド幅が調整されるため、トレンドの逆転やボラティリティの急激な増加が起こる可能性があります。

そのため、トレードのリスクを最小限に抑えるために、ストップロスの設定が必要です。

MACD

MACD(Moving Average Convergence Divergence)は価格のトレンドやトレンド転換点を特定するのに役立ちます。

MACDは、2つの移動平均線(EMA)の差を表しています。一般的には、MACD線とシグナル線の2つの線があります。

MACD線は、12日EMAと26日EMAの差を表し、シグナル線は、MACD線の9日EMAです。

MACDの線は、2つの線が交差した際に、トレンド転換点を特定するのに役立ちます。

MACDの最も一般的なトレード手法は、MACD線とシグナル線がクロスオーバーした時にトレードする方法です。

MACD線がシグナル線を上から下にクロスした場合は、ショートポジションをとり、逆に、MACD線がシグナル線を下から上にクロスした場合は、ロングポジションをとります。

MACDの重要な用途は、価格とMACDの間に生じるダイバージェンスを特定することです。

ダイバージェンスは、価格が上昇するにつれてMACDが下落する(または価格が下落するにつれてMACDが上昇する)現象を指します。

これは、トレンドの弱点を示す場合があり、トレンド転換点を特定するのに役立ちます。

MACDを使用したトレードでは、リスク管理が非常に重要です。

ストップロスの設定を行い、損失を最小限に抑えることが必要になります。

MACDの線がゼロラインをクロスした場合、トレンドの転換点を特定するのに役立ちます。

MACD線がゼロラインを下から上にクロスした場合は、買いのサインとなります。

逆に、MACD線がゼロラインを上から下にクロスした場合は、売りのサインとなります。

この方法は、価格が上昇しているにもかかわらずMACDが下降している場合、あるいは価格が下落しているにもかかわらずMACDが上昇している場合に特に有効です。

RSI

RSIは日本語にすると相対力指数といった意味です。

RSIはレートが上昇するとRSIも上昇し、レートが下落するとRSIも下落する傾向にあります。

RSIは計算式上は0%から100%の範囲を取る指標です。

計算対象期間中にレートが上昇しつづけるとRSIは100%になります。一方、下落が続くと、RIは0%になります。

ただ上昇や下落がずっと続くのは計算機間を短くしすぎない限りはまず起こりません。

そのためにRSIが0%や100%になることはほとんどなく、その中の範囲で上下します。

一般的にRSIが30%付近まで下がればレートが下がりすぎて、反発の可能性が高まっていると判断します。

逆に70%付近まで上がれば上がりすぎで反落の可能性が高まっていると判断します。

ただし、上昇トレンドのときには、RSIが高い値を取りやすくなり、上限は70から80%程度、下限は40から50%程度になる傾向があります。

一方、下落トレンドのときにはRSIは低い値を取りやすくなり、下限は20から30%程度、上限は50から60%付近で上下しやすいです。

RSIでのエグジット(決済)の判断は以下のようになります。

  • 上昇トレンド時にはRSIが70%を超えたら上がりすぎ感が強くなっていると考えて買いポジションをエグジットする
  • 上昇トレンド時にRSIが50%割り込んだら押し目の可能性があるので、レートの動きなどを見て買いエントリーを検討する
  • 下落トレンド時にはRSIが30%終わった後、下がりすぎ感が強くなっていると考えて売りポジションエグジットする
  • 下落トレンド時にRSIが50%を超えたら戻りの可能性があるので、レートの動きなどを見て売りエントリーを検討する

トレンドライン

FXで勝つためにはトレンドを知る必要があります。FX相場の主なトレンドは「上昇トレンド」「下降トレンド」 「レンジ相場」の3つがあります。

トレンドを正確に予測できればFXの勝率を高められます。FXでトレンドを見つけるコツは、「トレンドラインをうまく引くこと」です。

トレンドラインとは、相場の方向性を分析する際にチャート上へ引く線のことです。

ラインと聞くとFX初心者の方には難しいというイメージがあるかもしれませんが非常に重要なことになります。

上昇トレンドの時のラインの引き方は、安値を2つ以上見つけた時に、その安値を結ぶようにラインを引くことができます。 

目立った安値の点を結んで伸ばすと、右肩上がりのトレンドラインを引くことができます。

下降トレンドラインは、上昇トレンドラインの引き方の真逆になります。

2つ以上の高値を結んで線を引くとできます。 目立った高値の点を結んで伸ばすと、右肩下がりのトレンドラインを引くことができます。

上昇トレンドラインも下降トレンドラインも2点よりも3点、3点よりも4点を結ぶラインの方が、より多くのトレーダーたちに意識され、強く機能するラインとなります。

トレンドラインを使ったトレードでおすすめなのが 「トレンドフォロー手法」です。 

トレンドフォロー手法とは文字通り、相場についていく手法になります。 

言い方を変えると順張りといいます。順張りの逆は、逆張りといいます。 

逆張りとは相場の流れに逆らったエントリーをすることをいいます。日本人は逆張りが大好きです。 

よく日経平均株価が下がった時に、「今は買いだ!」 という言葉を聞きませんか?相場が下落しているのにあえて買うのです。 

しかし投資の鉄則からいうと、 逆張りよりも順張りのほうが勝率は高いです。 

それは 「ダウ理論」 でも証明されています。ダウ理論とはチャールズ・ダウが100年以上も前に提唱した、市場での値動きを評価するための理論です。 

テクニカル分析の元祖であり、今日の多くのトレード手法の基礎となっています。 

このダウ理論で、 トレンドフォロー手法の正しさが証明されています。

抵抗線・支持線

抵抗線はレジスタンスライン、支持線は、サポートラインともいいます。

レジスタンスラインは相場が上昇するときに抵抗となる節目のことをいい、サポートラインは相場が下落するときに抑えとなる節目のことです。

レジスタンスラインを超えると、今度はそのレジスタンスラインがサポートラインになります。

逆にサポートラインを突き抜けて下落すると、そのサポートラインはレジスタンスラインになります。

VIX

VIXは「ビックス」と読みます。 別名「恐怖指数」と呼ばれ、 相場の温度感を知るのに便利な指標で、「ボラティリティ・インデックス」の略称です。

 「ボラティリティ」とは変動率のことで、ボラティリティが高いほど株価の値動きが大きくなります。

VIX指数は、アメリカの代表的な株価指数である「S&P500」のオプション取引の値動きをもとに算出している指数です。

数値が高いほど投資家が先行きに不安を持っていることを表し、数値が低いほど市場は安定しているとみることができます。

0から100の間で動く指数で、平常時は10から20の間で推移することが多いです。

通常、株安が懸念される局面で上昇し、20を超えると不安心理が高まっていると解釈されます。

VIX指数を用いることには、主に2つのメリットがあります。

  • 相場全体の動向を把握しやすい
  • いずれ10前後に戻る特性がある

それぞれのメリットについてわかりやすく説明していきます。

メリットの1つ目は、相場全体の動向を把握しやすいことです。

VIX指数は平常時は10から20で動き、20以上に上昇すると相場が荒れているということになります。VIX指数を見れば相場全体の動向をおおよそ把握することができます。

メリットの2つ目は、VIX指数が急騰してもいずれ10前後に戻る特性があることです。

VIX指数は相場が急変すると急激に上昇することはありますが、その状態がずっと続くことはありません。つまり、VIX指数が急上昇したタイミングで株式を購入することで大きな利益を出すことができる可能性があります。

VIX指数のデメリットは、VIX指数が収まるか分からないことです。

リーマンショックの時、VIX指数は90近くまで上昇しました。平常時は10から20なので異常な数値であることがわかると思います。

比較的すぐに収まるだろうと考え、多くの投資家は逆張りをしました。

しかしリーマンショックのときのVIX指数はなかなか収まらず、多くの投資家は損をしてしまいました。

上昇したVIX指数は、その後必ず数値が落ち着いてきます。ただ、いつ収まるかは誰にも分かりません。

相場の変動を知るのにVIX指数は非常に役に立ちます。

まとめ

今回は、海外FXで勝つために必要なおすすめのインジケーターについて紹介をしました。今回紹介したものはFX初心者の方でも比較的簡単に利用ができます。ぜひ今回の記事を参考にしていただき、ご自身に合った印字ケーターを見つけて大きな利益を出していただければ幸いです。

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